聞けば、ショーランナーが降りたという。何か嫌な予感がした。
そして、予感は半分当たっていた。
なんで対抗馬のコンウェイはあんなに魅力のないキャラクターなのか?
なんで陰謀論みたいなのばっかりなのか?
なんで選挙をここまで引っ張るのか?
なんで政策ネタをやらないのか?
なんで簡単に人が死ぬのか?
なんで、なんで、
なんでダグはいつもダグなんだ!!!? ……………これはまあ、いいか。
制作者側の立場に立ってみれば、まさかのトランプ大統領で、現場が混乱したのかもしれない。脚本執筆が行われたであろう時期を考えると、選挙ネタで引っ張る以外、手がなかったのかもしれない。出演者のギャラ高騰で自由度が減ったこともあるかもしれない。事実、クレア役のロビン・ライトは、ケビン・スペイシーと同額のギャラを要求し、了承されたという。
それでもやっぱり、ショーランナーが変わったのは大きな痛手だったのではないか?数々の制約があったとしても、ピンチをチャンスに変えるのが才能だ。現実の政治があれほどまでに混乱し、予測不可能になり、ドラマよりも面白くなりかねないことは、脚本家にとってピンチではあるが、チャンスでもあろう。
シーズン6があるとしても、あまり期待はできない。
フランクが野に下ってどうするというのだ?政権内部の権力闘争が見たいのに。
と、まあ不満だらけのシーズン5だが、拾いものもあった。商務省から来たジェーン・デイビス役のパトリシア・クラークソン(Patricia Clarkson)と、コンウェイの参謀からフランク陣営に寝返ったマーク・アッシャー役のキャンベル・スコット(Campbell Scott)の二人が素晴らしい存在感を示している。
この二人をまた見てみたいという気もちょっとしている。
なんだかんだで、結局シーズン6もチェックしてしまいそうだ。
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